久々にペットのコキンチョウの話です。
闘病中だったオスのコキンチョウ、「ミドリちゃん」が旅立ちました。
3年前、約1歳の頃に兄のブルーコキンチョウ「アオちゃん」と一緒に迎えました。
体格が良く健康な兄、アオちゃんとは対象的に小柄で虚弱なミドリちゃんでした。
迎えてから頭部の深刻なハゲに始まり、頭が斜めに傾いて真っすぐ歩けなってしまう
中枢性の疾患にかかってしまいました。
それでも頑張って毎日マイペースで生活してくれていたのですが
1ヶ月程前から痙攣を起こすなど症状が悪化し、ついに息を引き取りました。
手がかかる子ほど可愛いといいますが、一生懸命にお世話をしたミドリちゃんが
旅立ってしまった喪失感は大きかったです…
心にポッカリ空いた穴を埋めるために、新しいグリーンコキンチョウの雛を迎えて
同じく「ミドリ」と名前を付けました。
離乳食の挿し餌をやっと卒業し、アオちゃんと仲良く同居しています。
性別や色柄の詳細はともかく、元気でたくましく育って欲しいです!!
その一方で、我が家に来て2年になるコキンチョウのペアが繁殖を始めました。
ノーマルグリーン系♀の「チョビ子」は去年に初めて卵を産んだのですが
少し難産で体調が心配だったので巣引きを中止し、繁殖にベストと言われている
2年目を待って今シーズン再チャレンジしました。
パートナーのイエロー系♂「きぃちゃん」とは雛の頃から一緒で仲良し。
ちなみに、きいちゃんは換羽の度に胸の色が変わるユニークな子です。
(2022年 雛換羽終了後) (2023年 換羽終了後)
イエローコキンチョウは遺伝的に体が丈夫でないという噂があります。
きぃちゃんも虚弱気味で換羽の際にいつも体調を崩すのでドキドキします。
彼は脚にも皮膚の硬化や爪の変形など問題が色々・・・
飼育環境や栄養に気を使って同じように育てても個体差が激しくて頭を悩ませます。
そんなわけで当初、ペアリングには健康体でブルーの遺伝子を見込める
「アオちゃん」を考えたのですがアオちゃんとチョビ子さんの相性が今ひとつ。
アオちゃんは求愛に熱心でしたが肝心のチョビ子のテンションが上がりません。
仕方なくチョビ子ときぃちゃんを一緒にするとすぐに巣箱に入って交尾するように。
産まれた卵は今のところ2つ。
このペアは2羽ともブリーダーさんが有精卵を孵卵器で孵し人の手で育てた鳥です。
なので、自分たちの子供を自ら育てることはまずないでしょう。
あいにく我が家には仮母になって抱卵・育雛をしてくれる十姉妹はいません。
結局チョビ子ときぃちゃんが育ったのと同じく人工孵化&雛の育成という
非常に難易度の高い繁殖に挑むことにしました。
画像の卵は実は産卵後にこっそり差し替えた偽卵です。
卵を取り上げたままだと、次々と数合わせのために産み足し衰弱しかねません。
偽卵は樹脂粘土で自作しました。
我ながら本物そっくりの出来でチョビ子も時々ですが抱卵しています。
温度や湿度を管理して卵を無事孵化させ、孵化した極小の雛への給餌など
これから待ち受ける様々な難関を親鳥に代わってクリアしていけるでしょうか!?
続きは次回以降に・・・
( ↓ チョビ子は普段の3倍くらい食べます。くれぐれも体に気をつけてね)