今月から週3日で始めた養護学校のボランティアについてです。
最初は緊張しましたが、教職員の皆さんが優しいので
早くも無理なく馴染むことができています。
日々の具体的なボランティア活動内容としては
高等部の生徒さんで、特に支援が必要な重度知的障害のある生徒さんの
授業補佐をしています。
実際のところトイレ介助が多く介護の仕事と変わりません(笑)
ボランティアということで、キツいトイレ介助は教職員の方々の
補助で済んでいますが、その補助程度でも大変です。
それでも毎日、色んなお子さんと時間を過ごさせてもらって
その人懐こい笑顔に本当に癒されているので
このボランティアに参加させてもらって良かったです。
今日は園芸の授業で畑仕事でした。
学校内に畑があって、色んな農作物を生徒さんと育てています。
その他にも学校は設備が素晴らしく整っており
宿泊実習用の建物、窯業室、音響設備の整った音楽ホール・・・凄いです。
府立の学校なので学費は一ヶ月あたり1万円程度ですが
専用のスクールバスでの送迎もあり、本当に至れりつくせりです。
普通科の学校との決定的な違いは教員の数でしょうか。
生徒さん2~3人に1人の割合で教職員がついており、
その上で私のようなボランティアが授業補佐をするので
場合によってはマンツーマンのサポート体制になります。
養護学校というものが、いかに多くの税金、マンパワー、そして善意で
成り立っているのかを痛感させられます。
ところで、世界には養護学校というもの自体がない国がまだ沢山あります。
福祉が整っておらず、障害を持った子供はただ見捨てられてしまうのですね。
昨今の日本は余裕がなくギスギスとした社会になってきていますが
それでも世界的に見れば、依然としてゆとりのある国と言えるでしょう。
日々のボランティアで、障害を持つ生徒さんの明るい笑顔を見るたび
自分自身が日本人に生まれたことに感謝せずにいられません。