自分に還る旅路

人生の折り返し地点を過ぎてから色々試行錯誤するブログ

地元大阪の一の宮 ~枚岡神社と大鳥大社~

一の宮巡りを始めて10年以上になるというのに

なんと地元大阪で未訪問の一の宮が2社もありました。

 

灯台下暗しというか、そもそも参拝の順序を間違えていたというか・・・

地元大阪の神様達に失礼を心からお詫びせねばと慌てて訪問してきました。

 

河内国一の宮 枚岡神社(ひらおかじんじゃ)

 

 

実家の管轄である河内の国(大阪東部)の一の宮です。

年末に実家の自室の整理をするために帰省したのですが

父が最近初詣は1人で枚岡神社に参詣しているとの話を聞き、ようやく自分が

生家管轄の一の宮に参拝したことがないことに気付きました。

生れてから早や46年・・・枚岡神社の神様方、本当に本当に申し訳ありません!

 

拝殿にお参りしてから、約40分のハイキングコースを登山して奥宮を目指します。

途中の休憩所からは大阪平野の見事な眺めを堪能できます。

 

なかなかに勾配のきつい登山道に苦戦しながら奥宮に到着。

 

主祭神天児屋根命(あめのこやねのみこと)。

中臣氏や藤原氏の祖とされ、また、天照大神が天の岩戸にひきこもってしまった際に

岩戸前で祝詞を唱えて天照大神を岩戸から誘い出した神様です。

この「言霊・祝詞」を司る神様は、后と共に山中の静寂な空間にお祀りされています。

 

 

和泉国一の宮 大鳥大社

 

 

日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りする全国の大鳥神社の総本山であり、

大阪南部の和泉地方(現在の堺市あたり)の一の宮です。

 

日本武尊は全国平定の際、伊吹山(滋賀と岐阜の県境にある山)で神の祟りから

重症を負い落命してしまいますが、遺体から魂が抜け出て白鳥の姿となり、

生まれ故郷の大和(大阪・奈良方面)に飛んで戻っていきました。

その際に何度か地上に降り立ち、最後に降りた地に建てられたのが大鳥大社です。

 

境内にあるパワースポット、通称「根上がり」=「値上がりの大楠」です。

大杉の根本が盛り上がっていることから名づけられたようです。

 

自分の持っているものが値上がりすると言われています。

例えば、株、財産、才能、価値・・・

今の自分に必要な「値上がり」はなんだろう?と考えさせられました。

たぶん、「人を言葉の力で癒す才能」かな?

 

先に訪れた枚岡神社の「言霊の神様」にあやかって、自分が持って生まれた能力を

伸ばしていけたらと思いました。