日帰りで奈良方面の神社に行ってきました。
①龍鎮神社
龍神を祀る神社が好きで訪れました。
この神社は室生湖のほとりにあり、湖はまるで龍のような形をしています。
紀伊半島の内陸部は寒いので3月というのに凍えそうな冷気が湖には漂っていました。
「わかさぎ釣り」の看板が出ていて納得。真冬は湖面が凍るのですね。
神社へは渓谷沿いのハイキング道を少し登ります。
苔むした岩と澄んだ流れが大変美しい渓谷でした。
神社内には小さな滝があり、お天気次第では滝壺がエメラルドのように光ります。
到着時には残念ながら日が差していませんでしたが十分に美しかったです。
龍神様の存在を直感的に信じることができる神秘的な神社でした。
主祭神は大物主大神(おおものぬしおおかみ)、御神体は拝殿後ろの三輪山です。
大物主は出雲の大国主(因幡の白兎で有名な神様)と同一視する説もあります。
そのせいか兎とご縁の深い神社らしく、境内にある「なでうさぎ」を撫でると
病気が治ったり幸福を引き寄せるとの言い伝えがあります。
一方では大物主は蛇神であるとされ、境内には至る所に卵がお供えされており手水舎も蛇のモチーフが採用されています。
蛇と兎は相性が悪そうですが・・・(笑) 日本神話は謎が多いですね。
③箸墓古墳
祭神は「倭迹迹日百襲姫命(やまとももそひめ)」
箸墓古墳は卑弥呼の墓であるという説があり古代史研究家から注目を浴びています。
卑弥呼はシャーマンですが、倭迹迹日百襲姫命も予知能力のある巫女的な女性だったそうです。
箸墓古墳の名前に関連した伝説があり、姫が夫との約束に背いて夫の真の姿(蛇の姿)を見てしまったショックから箸で陰部をついて亡くなったとのことです。
大神神社と箸墓古墳はすぐ近くにあるので、今は天上で仲直りをしてくれていると良いですね。
奈良は寺社仏閣の他にも古墳や美しい自然の風景など見所がいっぱいです。
今後もっと探訪して更なる魅力を発見していきたいと思います。